アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性的な皮膚疾患です。
幼少期に発症することが多いものの、大人になってから症状が続く方や、成人してから発症する方もいます。
乾燥肌や皮膚バリア機能の低下が背景にあり、痒みにより皮膚を掻くことで炎症がさらに悪化し、
悪循環が起こりやすい特徴があります。
適切な治療とスキンケアを継続することで症状をコントロールし、再発しにくい状態を目指すことが可能です。
アトピー性皮膚炎の原因は単一ではなく、体質的な要因と外的要因が複合的に関与しています。
体質的要因としては、アレルギー体質や皮膚のバリア機能の弱さが挙げられます。
外的要因には、ダニやホコリ、花粉などの環境刺激、衣類の摩擦、乾燥、ストレス、気温変化などがあります。
皮膚の乾燥によりバリア機能が低下すると刺激物質が侵入しやすくなり、炎症が悪化することがあります。
このため、治療では炎症を抑えるだけでなく、刺激を減らし皮膚の環境を整えることが重要です。
アトピー性皮膚炎の診断は、症状の種類、部位、経過などを確認する問診と診察を中心に行います。
必要に応じて、アレルギー体質の確認のため血液検査(IgE値や特異的アレルゲン検査)を行うことがあります。
また、症状を悪化させる要因を特定するため、生活環境やスキンケア習慣について伺うことも診断の一環となります。
検査結果や症状に基づき、治療方法や生活上の注意点について丁寧にご説明し、
再発しにくい状態を目指してサポートします。
治療は、炎症のコントロールと皮膚バリア機能の改善を目的に行います。
まず初めに外用治療、抗アレルギー薬の内服治療をおこないつつ、必要に応じて光治療を行います。
当院ではナローバンドUVBやエキシマライトを用いた治療が可能です。
これらは紫外線の中でも炎症を抑える波長を照射し、症状を改善へ導く治療法です。
外用薬が効きにくい部位や慢性的な湿疹にも活用されることがあります。
患者様の症状や生活に合わせ、継続しやすい治療プランをご提案します。
アトピー性皮膚炎では、毎日のスキンケアが症状管理に非常に重要です。
刺激の少ない洗浄剤を使用し、こすらず優しく洗うことが基本です。
入浴後は皮膚が乾燥しやすいため、早めの保湿が効果的です。
保湿剤は皮膚の状態に応じてクリームや軟膏などを使い分け、症状のある部位には治療薬と併用します。
また、衣類や寝具の素材選び、紫外線対策、汗や乾燥時のケアもポイントです。
ストレスや生活リズムも皮膚状態に影響するため、無理なく続けられるケア習慣を整えることが大切です
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